西東京花の会 ホームページインタビュー

西東京花の会は市内を花と緑のあふれるまちにしようと長年活動し今年20周年を迎えたNPO法人です。

ホームページの担当者である徳山七海さんにお話しを伺いました。

☆最初に、ホームページ作られてどのくらいになりますか。

わたしがまず最初に引き継いだのが平成27年。その前に十年ほど別の方がずっとやってくださってましたね。そこがホームページビルダーで作られてアップロードするという形だったんですが、やはりデバイスが多様化したこともあって、見やすいもので誰でも更新できる形をということで、Jimdoで無料でまず作って、公式に完全にオープンする前に有料版に更新しました。

Jimdo 無料ホームページ作成サービス

☆Jimdoでやる部分から関わってらっしゃる。有料版じゃないと難しかったっていうことですか。

ドメイン(注:ネット上の住所)の問題ですよね。このドメイン、前のホームぺージでも使ってたんで、なるべく印刷物とか広いところに、すでに知られているものを変えたくなかったのが一番の理由で、でもサーバーとドメイン料込みで年間一万五千円くらいなので、まあいいだろうということでやってますね。

☆更新もしていますよね。

基本的に最新はTwitterでかませるという作りにしたんですよね。ここは私以外に二、三人の方がときどき花の会のアカウントで情報を発信してくれて、あまり変化はない部分が多いので、一度作ってしまえば、最初だけがちょっと大変、組織の概要とか堅い話の中身については、理事の方の意見などいただいて、それを反映させたという形ですね。委員会みたいなものが一応あって、4,5人でこの形にしていきました。

☆Twitterも複数でやってらっしゃるんですね。

そうですね。私も気が向いたらというか、気が付いた時に発信してる感じです。

花の会Twitter

 

☆写真を撮っている方は別なんですか?

写真は私です。基本的に使ってる写真は大体私がとったやつかな、違うのももちろんありますけど。最初は写真撮るだけという会員で入ったんで、まさかこういうことをすることになるとは、という状況で。花壇の写真を撮る人を探してるよということで、花の写真を趣味で撮ってたら「入らない?」ということで誘われて、「写真撮るのはいいですよ」と。

あまり会の組織とは関係なく一人で時間のあるときに、花壇が今四十何か所、撮って歩いてたんですけど、今は20周年の準備をやるとかHPとかに引っ張られつつあって、という感じですね。

写真撮る人だけでもちょっと増えてくれたらうれしいんですけど。最近オープンガーデンも回ってないんですけど、ここ40か所廻ると足かけ5日くらいかかるかなぁ。

☆写真趣味にされてらっしゃる方とかね、いれば欲しいですよね。

朝から晩までやれればいいけどお天気具合もあって。曇ってるくらいがよくってカンカン照りみたいな日はもう撮影にならなくって。天気を狙いつつだと足かけ5日くらいかかっちゃって。夏とかは朝六時からとかなったりするんですけど。午後には家に帰りたかったりすると朝2,3時間廻って家帰ってとか。

☆HPに戻りますけど、いろいろプラグインの機能がついてるなと思って。

Jimdoはすごいよく出来てて、素人でもすごい簡単なので。iPadでも更新できますし、ブラウザからログインしちゃえばできるんですよ。ブログと一緒なイメージですね。骨組みはあるので。

☆あとは素材を用意するだけっていうことですか。

そうですね。かける人はhtmlで書いてカスタマイズができるっていう。

☆何か作る際に参考にしたものってありますか?

以前のホームページが大本としてあるので。後はその都度検索してですかね。でもあんまり他のサイトは見てないですね。Twitterをかましたりとか、「スライドがいいんじゃない?」とかアドバイスをどんどんしてもらってこの形にはしたんですよね。

☆メンバー用のページがありますよね。

今20周年記念のプロジェクトチームがあって、その人達の文書とかを一応そこでも見れるように。グーグルドライブに資料は入れていて、あと別のページでは機関誌とかを、全部読めるようにしてるんです。会員のページにいくと、グーグルドライブのみんなが共有してる場所にいって会員の人は読めますという状況で、会員専用のところは内輪のものだけで見ている人はいないと思います。そこにあるから見といてくださいとかはいうけど。

☆じゃあメンバーの掲示板だとか、そういう感じではないんですね。意見交換の場とか。

ないですね。まずインターネットをしない人がほとんど・・・「パソコンは絶対にやらないと決めてるの」という方もいるので、もちろんスマホじゃない人もいっぱいですし。なんかあったら見といてねという状況ですね。理事の方々もそんなに必要とはしていないけど、今の私より若い世代が来た時はどういう組織かを見るのに、こういうところで情報を得るのに慣れている世代がくれば役に立つかもね、という状況ですかね。

☆それだと頼られちゃいますよね。

あともう一人これを作ってくださっている方がいてくれてよかったっていう感じで。その方はローズガーデンのほうのこっそりしたページを作ってて。そっちは無料のほうでそれもJimdoなんですけど。「もっと詳しい品種を知りたい方はこちらにどうぞ」というリンクをたどると初めてそこにたどり着けるというのがあるんですよ。

新しいHPにするときにその方も同時にローズガーデンのHPも作って、なのでローズガーデンのページは彼女がすべてやってくれてるんです。動画は私が半趣味でとれるときにアップしてて、活動の日程とかをやってくださってますね。

☆一般の人を対象として作った場合にどのぐらいわかり易く作るかとか、苦労した所、何か工夫できてるかなって思う所ありますか。

そうなんですよね。そこなんですよね。知らない人が見てどれほど会の事をわかりやすいかは目指したかったことで、今できてるかっていうと・・、奥があまりにも深くて、たぶん今60から70ページくらいあるんですよね。

☆階層がちょっと深いっていうのはありますよね。

はい。で、情報も一応ここに終結させるしかなくって、各花壇のページも含めると80くらいあるかな、すごい深いんですよ。「なんなんだろこの団体」というのがトップページでわかれば、あとはチラチラと情報が見えてTwitterが見えてれば入口としてはいいのかな、と。よっぽど興味がある人は深く入っていってもらえればいいかな、とは思っていますね。

☆そこですよね。その・・・ニッチな部分というのか広く浅く見てもらおうという形ではないんですよね。活動自体もそうですしね。

ただ花の会の持ってる技術というのは素晴らしくて、それをもうちょっとまとめたら、そのページは欲しいねという話までは出ているんですけど、技術が深すぎて、まず情報をまとめる時間というのが・・・、平行してやってはいるんですけど、20年なので、当初からいた方がお亡くなりになっていたりとかのこともあって、今それを皆で整理してはいるんですけど、文書とか、まとまってっていうのがなかなかね。

☆20年前っていうと合併して・・・

合併する前です。花のまち保谷をつくる会っていうのが始まりなので。そこから5年後くらいに合併ですかね。(注:田無市と保谷市が西東京市に合併したのは平成13年・2001年)当時いた人が2,3人いらっしゃるかな。一番のリーダーだった方もお亡くなりになられてるので。ただそこの原点回帰をする会に今度の記念行事はしたいねっていうのが、現況ですね。一番最初の立ち上げたときの気持ちをもとに、という感じなんだと思います。

☆グーグルドライブも皆さん使えてるんですね・・・(注:文書ファイルなどを多人数で共有でき、編集などもできるストレージサイト)

Google Drive

うーん、皆さん謎な世界だったのをなんとか・・・サイボウズ(組織の予定管理やコミュニケーション用のグループウェア)でっていう話もありつつ、そこで会話をするってなるとちょっと難しいかもなって、たぶん皆さんわかんないと思います。はっきりいって誰が次逝ってしまってもおかしくない世代なんですよ。(笑)ほんとに。歴代の方々もお亡くなりになったあとで、資料がどこにあるかわからないっていう状態が結構あったんで、誰がいつ何時なっても、会の財産として残るように、置いておく場所を作っておこうというのもあったんですよね。高齢化しているので、お見送りするのが身近なことで。100年先に困らないようにしましょうと私は言っていて、活用するかどうかは別として一応入口だけは作っとけば、若い世代がなんかしてくれるかもしれないから。

☆HPの性格としては、「会員を広く募集しましょう」みたいな感じじゃなくて・・・

財産というか情報を置いておく場所っていう、でももちろん入っては頂きたいですけど、西東京市民の皆さまがちょっとずつ興味を持ってくださるのが理想形かなとは思います。ちょっと花壇やってたら、その日だけ手伝っていただくとか。おかしな団体ではなくって、花の会っていう認知があれば、「じゃちょっと手伝います」って10分20分でもやっていただけるようになればいいかな。

☆なまじ歴史がありますし、西東京市の緑化には欠かせないというか。

そうですね。緑公園課さんと協働というところと、種から苗を育てるという「花いっぱい運動」をしているというのは全国的にもとっても珍しいということで、HPの最初かな、「この文は絶対いれてください」と。「ボランティア活動により種から花苗を育て」というところは、ここは特色かなって。そのための技術はあって、富岡先生という、東京農芸高校の先生だった方で、その方は技術が解る人が欲しいねっていう募集をかけたときにちょうど退職してどんな感じかと思って、審査を受けて引き込まれて、そのうちNPOになった時に初代理事長をされたっていう。今理事とかそういうところからは離れて技術顧問として土づくりとかアドバイスしてくださってますね。

☆そういう技術を持った方の技術継承というか、そういうところが大変ですね。

富岡先生とかはもちろんパソコンやらないで全部手書きなんですよ。その手書きをデジタル化しようっていうこともしたいねと。

☆それは大変ですね。

みんなで手分けして手打ちしていく。もう印刷も読めないような字になってたりするんで。それがまず必要かどうかをわけるところから整備しているんだと思います。


補足

最初に話に出ていた「無料ホームページ作成サービス Jimdo」。もちろんこれ以外にも無料でできるサービスはたくさんあります。

Wix

Weedly

Ameba ownd

Strikingly

 

この他にもいろいろとありますが、写真などの素材とインターネット環境さえあれば誰でも簡単に利用できます。「ホームページ 無料」などで検索すればすぐに出てきますので、試してみてはいかがでしょう。(有料版との違いは独自ドメインの有無、扱えるデータ量、広告の有無などです)

 

また、少し知識のある場合はカスタマイズの自由度が高いWordpressがおすすめです。

 

WordPress

豊富なプラグインで自由にサイトを構築できますが、その分難易度は高めです。またサーバーは別途用意する必要があります。

自分の知識に応じて選んでみましょう。