「70歳代の地域デビューを考える」プロジェクトに向けスタート ~公民館講座・まちづくり円卓会議の話合いがきっかけで~

これまで経験したことのない超高齢社会を迎える西東京市。5年目になる今年のまちづくり円卓会議では、初めて公民館の「まちづくりチャレンジ講座」とも連携、市内のシニア・主婦・有識者・企業・市役所関係者などがタッグを組み、官民交えてシニアの活躍の場をどう作るかを考えました。その結果、進行役の熊田博喜武蔵野大学教授の提案を基に、シニアの参加を促し共に活動する組織の発足に向けスタートすることになりました。参観していた市民からも参加表明が多数あり、「話合いだけでは終わらせない!!」と今後も参加者を募集して具体策を模索していきます。

第1回 まちづくり円卓会議 平成28年11月3日(木・祝)参観者45名

70代からも元気でいるためには?

「退職後も地域・社会でも居場所がある、役に立つことができる」そんな好循環をどう作っていくのかが今後の課題。第1回円卓会議は「ピンチをチャンスに変える」好機と捉え、多世代でいきいきと暮らせる地域づくりを目指す上での課題について話し合いました。

<参観者との意見交換>

  • 「地域とつながりのなかった人が急につながるのは難しい」
  • 「健康に自信があるうちに、地域デビューを」

 

12月 円卓会議メンバー意見交換会

 

第2回 まちづくり円卓会議 平成29年1月28日(土)参観者39名

「70歳代からの地域デビュー」につなげるため、提案された具体案について意見交換。

「70歳代が地域とつながる」きっかけとは何かを話し合います。

<参観者からの意見>

  • 70歳、それ以前から「どのようにこの町で暮らしたいのか」を思い描いた行動
  • 行政や企業もそれに対応する仕組みづくりや情報発信
  • 地域住民自らの取り組み

提案をたたき台に話し合った第2回をもって、円卓会議は一旦終了しました。参観者からも18名、活動への参加表明があり、まずは70歳代の実態調査を開始する方向となりました。様々な人が関わることで、より有意義な活動に発展し、多世代が元気に活動することにもつながるでしょう。

ご自身やご家族にとって他人事ではないセカンドライフ・地域デビューの課題を共有し、具体的に検討した今回の内容を、多くの人に知ってもらいたいと思いました。提案の実現はもちろん、このような話し合いの場からも“地域につながる人”が増えていくことを期待します。  <ままペンシル:廣田亜希子> <写真撮影、カメラボランティア:勝 正俊>