西東京子ども放課後カフェ 田無第一中学校放課後@カフェ

皆さまは今市内の中学校で「カフェ」があるのをご存じですか?

今「子どもの居場所作り」がだんだんと広まっています。学校が終わった後に行く当てのない子や、塾などで忙しい子がわいわいと遊べたりほっとできる時間を少しでも作り、地域の大人と知り合える場所を作ろうとする試みの一つが放課後カフェです。

取材にお邪魔した12月5日(月)は田無第一中学校で開催しました。本や漫画が置いてあり、けん玉やみんなで遊ぶパーティゲームも用意されています。自分が子どものころにこういう空間があったらよかったなぁと思わずにはいられません。

ゲームをしながら気軽に大人と話せるような場が作られています。生徒によって一杯飲んですぐ帰ったり、ゲームに興じたり、パンチングバルーンでストレス発散したり、ひたすら漫画を読んだりとさまざまですが、「まず顔を出してもらう」「気にかける存在がいることを知ってもらう」ことが活動のキモとなっています。

 

カフェにはおいしいコーヒーを入れてくれるマスターがいます。「NPO法人終活支援センター」の有馬さんは「仙人の家」では高齢者相手に懐メロを演奏したりしていますが、ここでは中学生相手にコーヒー紅茶をふるまっていました。

意外とブラックコーヒーを飲む子が多いのにビックリ。終わり際にはほとんどが空っぽに。この日は80名をお迎えしました。カフェの一番人気のメニューはカルピスでした。

 

放課後@カフェは地域の住民が主体となり先生方の協力で実現しています。全国的にも珍しい試みで、市内では昨年7月に初めて開催されました。現在はこの田無第一中学校と青嵐中学校「せいらんブックカフェ」で活動を積み重ねて市内中学校に広めようとしています。